地球から300,000Km離れた宇宙に咲く美しい薔薇。
人々はその薔薇を《コンスエロ》と呼んだ。

主人公・箱根羊介はSTX軍に所属する《戦う操縦士》――

ある日、羊介は不思議な少女《ハナコ》と出会い、
精鋭操縦士として彼女とバディを組むことになる。
そして星外除花機動スーツ、通称《バトルシープ》に乗り込み、
人類の脅威である《コンスエロ》に立ち向かう。
ハナコは精神年齢が幼く、社交辞令や言葉のオブラートが理解できない純真無垢な存在だ。
羊介はハナコと心を交わすことで、それまで曖昧だった
自分自身の《行動原理》と向き合うことになる。
ハナコは何者――人類の敵か、それとも味方か?
人類は脅威の侵略に抗うことができるのだろうか?

これは、かつて少年少女だった大人たちに贈る、
星に輝く冒険譚。

目にはみえない大切なものを自覚する、
人間たちの物語である。

GROSSARY

戦艦バオバブ

STX軍が保有する巨大な戦艦。
またの名をユグドラシル。
300年前に地球を飛び立ってから、地球の周りをぐるぐると周り続けている。
一本の大きな宇宙樹を、三本のモノリスが支えている。
三本のモノリスは、STX創始者である《女神・レオンラムダ》のセルデバイスである。
言い伝えによると、現在でもレオンラムダは宇宙樹の中心に眠り、膨大なセルエネルギーを放って戦艦を浮かせているらしい。
戦艦の発祥に関しては様々な諸説がある。

セルエネルギー

300年以上前に、STX軍所属の学者が発見したエネルギー。
この世界にある《目には見えない大切なもの》の内のひとつ。
精神、心、チャクラ、マナなど、太古から様々な名前で呼ばれている。

バトルシープ

STX軍の精鋭操縦士だけが乗ることを許された機体。
性能が電気羊より上がった分、消費するセルの量も多い。
膨大なセルエネルギーで機体の四肢を操る《セル乗員》と、機体の舵を取る《操縦士》が乗り込む。

ネオフェネック

ジャン・レグルスがこの世に生み出した人造人間。
人類の友なり得る新たなる存在。略称はネオ。
個体番号で管理されており、近年は人権を獲得しつつある。

コズミックオアフ

戦艦リゾートアイランド。
気候の変動により水没してしまったオアフ島をモデルにしているらしい。
気温は毎日27度くらいの常夏。
たまに調整の雨季があるくらい。

ネオ=ワイキキ

地上に存在したワイキキをそのまま再現したリゾート区域。
名称の意味は「新たに水が迸る場所」とのこと。

STX-STORE サンテックスストア

コズミックオアフ最大のコンビニエンスストアチェーン。
食料品、日用品、雑貨や医薬品に加え、ビーチ用品や土産物なども販売している。
元々STX軍とは何ら関係ない一軒の食料品店だったが、「STXと頭につければWEB検索上位にヒットする」という理由でSTXという名称を無断使用していたらしい。
店舗を増やしていく内に流石にまずいと問題になり、軍が事業本部になるという形で丸く収まった。
以降STX-STOREは軍公認の名称となる。

電気羊 シープ

人類が薔薇に抗う為に開発された星外除花機。
エンゲージパネルからセルを流し込んで操縦する。
機体のデザインは羊がモデル。
初期の電気羊はAIがデフォルトで積まれていた。
現在では電気羊にAIを積むことは禁止されている。

セルデバイス

セルエネルギーを通して使用する道具。
子供のオモチャや掃除機、清掃車から電気羊まで、セルエネルギーを使えば何でも動かすことができる。
セルの量が少ない人や、体調が悪い人は戦艦内部にある公共スタンドからの充電がオススメ。

宇宙の薔薇

月の光を背に浴びて咲き誇る巨大な薔薇。
地球から380,000km離れた場所に咲いている。
宇宙に突然現れた巨大な薔薇を、
300年前の人間たちは《コンスエロ》と名付けた。
人々からはコンスエロ、宇宙の薔薇、薔薇園などと呼ばれている。

コンスエロ

宇宙の薔薇、およびそのツタ、棘、原子スープ内から発生するバケモノのこと。
共鳴することで数を増やし、融合して巨大化する。
生物の身体を乗っ取る例も発見されているらしい。

原子のスープ

コンスエロの粒子が濃く漂う、薔薇園周辺のエリアを指す。
原核細胞の形をした小さなシグナルから、巨大なアノマロカリスまで、様々なコンスエロが原子のスープ内で誕生する。
精鋭操縦士はこのエリアのツタを定期的に刈ることで、コンスエロの侵略を未然に防いでいる。

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