町で医者を営む主人公。

 ヒロインであるその妹は、
 幼少の頃から病を患っている。

 ある日、とうとう、主人公は
 妹の病気がすでに、
 病巣が体中に転移し、
 余命幾ばくもない状況であると知る。

 主人公は絶望……
 したかに見えて、
 禁断の秘術に手を染めることを
 決意する。

 妹の体に巣くう病魔を治すには、
 妹の細胞そのものが
 強くなる必要がある。
 病魔と戦い、打ち勝つほど、強く。
 主人公は、妹の体から、
一片の白血球を取り出し、
それに改造を加える。

それは、病魔である細胞を倒し、
逆にその細胞からDNAを奪い、
それを取り込むことでより強くなる 
特性を持つというものだった。

かくして、妹は、
己の体を救うために、
その体の中で、
病魔と戦うことになるのだった。